「結婚式って、準備の途中で金額がどんどん上がって気がついたら予算オーバーするものなんだよね」そんな話を聞いて不安になっているあなた!
せっかく楽しみな結婚式、お金のことで悩むのは辛いですよね。見積り金額アップは最初の見積もりが肝心です。結婚式の見積もりの仕組みを知って、賢く準備を進めましょう。
8割の人が100万UP!?初期見積もりのウソ・ホント
結婚式・披露宴の見積もりは、見学時に最初にもらった金額からその8割もの人がアップし、その平均アップ金額は約100万円とも言われています。
その理由はズバリ、「安い金額で契約させても、後からアップセル(売上げアップ)できる」という式場側の狙いがあるから。
また見学のときにはまだふたりのパーティイメージ自体が漠然としていて、具体的な式のプランやアイテムを見ながら内容を固めていくため、良いものを見たらついついアイテム追加したくなってしまう、という背景もセットになっています。
だからこそ重要なのが「初期見積もりで最大金額イメージを提示してもらうこと」。今回はその内訳を具体的に紹介していきます。
どうして上がるの?金額アップの4つのポイント
結婚式の初期見積もりから金額が上がる(式場側の売上げアップ)ポイントは「ランクアップ」と「アイテム追加」。
またうっかり計算から忘れがちなのが、ゲストへのお車代や宿泊費など、見積もりに入らないお金です。
逆に言えば、以下の4つのポイントを最初に押さえて、上限予算をイメージできたら金額アップも防げます!
1. アイテムのランクアップ
2. 見積もり外アイテムの追加
3. ゲスト人数の増加
4. 見積もりに入らないお金の抜け漏れ
1. アイテムのランクアップ
料理や衣裳、装花、引き出物などがランクアップしやすいポイント。特に、ゲスト1人あたりの金額が上がり、一気に合計額に響いてくる料理・引き出物と、「一生に一度だから気に入ったものがいい!」と思う衣裳は注意が必要です。
60人のパーティで料理を1,000円アップするだけでも、合計6万円上がることに。
料理・飲物→メニュー内容と金額をセットで見せてもらい、納得できるメニュー金額
衣裳・装花→最低額でなく、その式場で平均的な衣裳の金額や、見学時に卓上に飾られているボリュームを用意したらかかる金額
をそれぞれ初期の見積もりで入れてもらいましょう!
2. 見積もり外アイテムの追加
映像商品・プロジェクター使用や生演奏などの演出アイテム、写真アルバムや追加の焼き増しなどの記念・記録アイテムが代表格。
特に演出に関しては、当日の進行内容を決めながら選んでいくので初期見積もりでイメージするのが最も難しい部分です。
少しでもやりたいと思っている演出があれば必ず見積もりに入れてもらうようにしましょう。
3. ゲスト人数の増加
1人や2人なら…と思いきや、意外なほど金額が上がる人数アップ。ゲスト1人あたりにかかる金額の代表格は料理・ドリンク・引き出物です。
ほかにもペーパーアイテムや、テーブルが増えるほど人数が増えるなら卓上装花やクロスなど、様々なアイテムが追加されていきます。
厳密に数え切れなくても、親戚10人・職場10人・友人10人などざっくりした人数を考えたり、もしそれも難しい場合は「想像+1割」の人数を式場に伝えて見積もりをもらうと良いでしょう。
4. 見積もりに入らないお金の抜け漏れ
見積もりに入りにくいお金のポイントは2つ。「ゲストに渡す・代わりに払うお金」と「手作りなど自分で用意するアイテム」です。
ゲストに渡すお金の方は、お車代やご挨拶のお礼や、宿泊費・着付けやセット代の負担などがあります。これは節約しにくいポイントなので、忘れていることが痛手になりがち。
遠方ゲストの人数と、それぞれの人にいくら渡すかを決めておいたり、親族の衣裳(親御様の留袖・モーニング)費用や着付け・セット代を自己負担するかを決めておきたいですね。
また、自身で用意するつもりのアイテムは当然見積もりに入りません。もし手作りしたい!と思っているものがあれば、何を作る予定か・それは一般的にどのくらいお金がかかるものかを先に調べておきましょう。
要チェック!初期見積もりのテクニック
何度も言いますが、結婚式の見積りは「見学時の初期見積もり」が1番重要です。押さえたいポイントはこの4つ!
・予算上限を伝えない
・ゲスト人数は少し多めに伝える(+1割程度)
・最低金額 / ランクアップ&アイテム追加後の見積もりパターンをもらう
・「必要になるのに見積もりに入れていないアイテム」があれば必ず入れてもらう
意外かもしれませんが重要なのが、予算上限を伝えないこと。上限を伝えてしまうと式場側は「その金額でもできますよ!」と予算に収まる見積もりを作ります。
その結果、準備の途中でたくさん我慢しなければいけなかったり、納得のいかない式になってしまったり、大幅に予算オーバーしたら本末転倒ですよね。
もし初期見積もりで予算オーバーが分かれば、式場を選び直すか、選ぶアイテムにメリハリを付けるなど自分たちで選ぶ選択肢が生まれます。
初期見積もりのポイントを押さえて、安心して結婚準備を楽しんでくださいね。